直腸癌について

【直腸癌とは】
大腸の中で、肛門に一番近い部分を「直腸」と呼びます。この「直腸」にできる癌のことです。

【直腸癌の症状と検査法】
主な症状としては、血便、便秘、便が細くなる、便意を感じるのに排便が無い、
等が挙げられますが、多くは進行するまで症状はありません。

直腸癌の早期診断には便の潜血検査が有用です。さらに癌の状態を詳しく知るには「肛門鏡」「内視鏡」「CT」「MRI」などの専門的な検査が必要で、こうした検査を当外科で行います。

【直腸癌の治療法】
直腸癌の治療には大きく分けて以下のものが考えられます。癌の進行度合いや患者さんの年齢、体力などを総合的に考えて治療方針を決定します。

1、内視鏡的治療 2、手術治療(開腹手術・腹腔鏡下手術) 3、化学療法(抗がん剤) 4、放射線治療

手術治療に関しては私たちは人工肛門を作らない「肛門温存手術」を積極的に施行しています。

【肛門温存手術のメリット・デメリット】
●メリット
・人工肛門にともなうボディイメージの変化(思っていないところから排泄が行われる)がない点、また、人工肛門用の装具を脱着する手間がない点は直腸がん術後患者さんにとって良い点と考えられます。
●デメリット
・肛門温存手術においては、とくに肛門に近い場所にできた直腸がんの場合に術後の排便障害が発症します。 このような障害を軽減するための手術法の工夫や術後のケア(薬剤の選択などをふくめて)に精通した医療スタッフが常在していることが望まれます。

▲このページのトップに戻る