(1)希望があれば肛門温存手術を積極的に考慮します


 

直腸がんの手術治療を受けるに当たって、多くの方は「肛門温存手術」(人工肛門を造らない治療)を希望されます。当外科では直腸癌患者さんの9割以上に「肛門温存手術」を施行してきました。

直腸癌の治療で最も大事なことは「癌を残さずに切除する」ことですが、同時に「排便」という重要な生理機能をなるべく温存したい、と考えています。 

 

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直腸がん患者さんの9割
に肛門温存手術を実施

当外科では直腸癌治療に精通した医師達が手術を担当します。

  • 直腸癌と診断されたが、どうしても人工肛門にしたくない
  • 「人工肛門を勧められたが」治療方針を確認したい方

 どうぞご相談ください。

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(2)術後排便障害を極力回避する治療をします

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術後排便障害に関する理解が必要です

当外科では直腸癌の患者さんに対し、なるべく後遺症が残らない方法で「肛門温存手術」を行うようにしております。

どうしても「人工肛門を造りたくない」と希望され、「肛門温存手術」を受けた患者さんが、手術後の後遺症で苦しむケースが少なくありません。

具体的には、手術後に「便をうまくだせない」「便意を我慢できない」「気づかないうちに便が漏れてしまう」「短時間の間に何度もトイレに通う」といった障害が起こりえます。

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ご相談を歓迎します

われわれは、排便にかかわる神経や筋肉を極力温存し、術後の排便障害をなるべく軽減する手術治療を目指しています。 

また、とくに肛門に近い進行した直腸癌の場合には、術前に放射線治療や抗がん剤の治療を先行させて腫瘍の縮小を図り、排便にかかわる筋肉や神経の温存を行っています。

手術後には排便にかかわる詳しい機能評価をおこない、客観的な障害がみられた時には適切な対応を心がけます。

 

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(3)手術に伴う合併症を抑える努力をいたします

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合併症の発生率は
5〜7%以下

当外科では、手術に伴うトラブルの発生率低く抑えるための取り組みを行っております。

手術に伴うトラブルを「合併症」と言います。直腸癌手術に伴う合併症の主なものとしては、

縫合不全……手術で縫い合わせた部分が、後で離れてしまう

腸閉塞………腸の管の流れが悪くなり、腹痛・嘔吐などが起きる

傷口の感染…手術の傷が細菌に感染し、痛んだり膿が出たりする

などが挙げられます。

 

現在、当外科では直腸癌肛門温存手術後の「縫合不全」の発生率は5%以下、比較的多い「傷口の感染」も10%以下に抑えております。

再手術が必要になるケースは縫合不全例の半分以下です。

 


 

こうした「合併症」は、どんなに医師が気をつけても起きてしまうものであり、発生をゼロにするのは難しいのが現実です。

しかし、起きてしまった合併症はしっかりと記録し、解析することで合併症発症率の軽減を目指しています。

 

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